こんな悩みに答えます。
初心者の方にとって、楽譜を読めるようにするというのはとても大変ですよね。
この記事ではそんな方のために、楽譜の読み方を詳しく解説しました。
図解や音源をたくさん使い、事前知識がなくても分かりやすいように工夫しています。
気になるところ、知りたいところからご覧ください。音楽の知識をしっかり身につける事ができると思います。
もくじ
【初級編】楽譜の読み方【「ドレミ」とリズム】
楽譜を読めるようになるには次の2つの要素が第1歩になります。
- 音の高さ(=「ドレミ」)
- 音の長さ(=リズム)
ト音記号の読み方
楽譜は多くの場合、ト音記号を使って書かれます。
ト音記号を使った「ドレミファソラシ」と、ピアノとの関係は次の図のとおりです。


覚え方のコツや、練習問題は【初心者向け】ト音記号の読み方とコツ「ドレミファソラシ」の場所を覚えようで解説しているのであわせてご覧ください。

ヘ音記号の読み方
合唱の男声パートや低音を担当する楽器の楽譜ではヘ音記号が使われることが多いです。

ト音記号とは読み方が変わるので、慣れないうちは大変だと思います。
覚え方のコツなどに関しては【図解】ヘ音記号の読み方を分かりやすく解説|コツをつかめば簡単!で解説しています。

シャープ・フラットの読み方
楽譜を見ていると♯(シャープ)や♭(フラット)といった記号も出てきます。
- ♯(シャープ)…半音上げる
- ♭(フラット)…半音下げる
- ♮(ナチュラル)…もとの高さに戻す
シャープ・フラットは細かいルールがあるので詳しくは【楽譜の読み方】シャープ・フラット・ナチュラルの意味|詳しく図解をご覧ください。

基本的な音符・休符の読み方
ここからはリズムの読み方の解説記事です。
基本的な音符・休符は次の表のとおりです。
拍数 | 音符(音を鳴らす) | 休符(休む) |
4拍 | ![]() 全音符 | ![]() 全休符 |
2拍 | ![]() 2分音符 | ![]() 2分休符 |
1拍 | ![]() 4分音符 | ![]() 4分休符 |
0.5拍(半拍) | ![]() 8分音符 | ![]() 8分休符 |
0.25拍 | ![]() 16分音符 | ![]() 16分休符 |
【初心者向け】基本的な音符と休符の読み方・数え方|楽譜+音源で解説で楽譜と音源を使いながら解説していますので、イメージを掴みたい方はご覧ください。

拍子について
リズムを読めるようになるには拍子の考え方が非常に大切です。
音符をいくつかまとめることで強拍と弱拍が感じられるようになります。
この強拍と弱拍のパターンが拍子です。
拍子の考え方は文章で読むと難しいので、【分かりやすく解説】拍子の意味と読み方・数え方【音源を使って解説】から音源を聴いてみてください。

【中級編】楽譜の読み方【いろいろな記号】
楽譜には音の高さやリズム以外にいろいろな記号が書かれています。
これらを読み取れることが良い演奏への近道です。
繰り返しを読む
繰り返し記号が読めると楽譜を正しい順番で読みすすめることができます。
代表的なものがリピートですね。

この場合の読み方は「A→B→C→D→A→B→C→D」となります。
繰り返し記号には他にも種類があり、なかなかややこしいのでしっかり理解しておきましょう。

強弱記号を知る
楽譜には音量の大きさを表す強弱記号がつけられていることが多いです。
強弱記号を表現することで、音楽にドラマが生まれます。
代表的な記号は以下の通り。
記号 | 読み方 | 意味 |
![]() | フォルテ-フォルティッシモ | ffより強く |
![]() | フォルティッシモ | とても強く |
![]() | フォルテ | 強く |
![]() | メッゾ フォルテ | やや強く (真ん中ぐらい) |
![]() | メッゾ ピアノ | やや弱く |
![]() | ピアノ | 弱く |
![]() | ピアニッシモ | とても弱く |
![]() | ピアノ-ピアニッシモ | ppより弱く |
これらの他にもクレッシェンド・デクレッシェンドなど様々あります。
詳しくは【覚えよう】音楽の強弱記号を解説|piu・meno・pocoなどをご覧ください。

テンポを表す記号を知る
テンポを表す記号は次のように分けて考えると覚えやすくなります。
- 一定したテンポを指定する記号
- テンポを変化させる記号
通常はメトロノームなので表されることが多いですが、書かれていないこともあります。
そんなときは実際の演奏を聴いてみたり、試しに練習してみて感覚をつかみましょう。
詳しくはこちらの記事【楽譜の読み方】テンポを表す記号を解説【書いてないときの解決策】をご覧ください。

【上級編】楽譜の読み方【音楽理論入門】
ここからはより深く楽譜を読み取るための知識を解説します。
これらの内容を知っていると、音楽の奥深さに触れることができますし、譜読みがスピードアップするという効果も見込めます。
調・調性について
初心者の方にとって調というのは結構難しい概念だと思います。
【まとめ】音楽の調・調性を詳しく解説|基礎~応用まで分かる記事にてレベル別・疑問別に細かく答えていますのでご利用ください。

教会旋法について
準備中…。
和音について
準備中…。
移動ドについて
準備中…。
まとめ:楽譜を読むトレーニングは上達への第1歩
楽譜が読めるようになると上達スピードが格段にアップします。
一通り楽譜が読めるようになったら次は上手な演奏ができるように学んでいきましょう。
発声・声のことに関してはこちら(【合唱初心者必見】歌い方・発声のコツを総まとめ【上達スピード向上】)。

合唱の練習法についてはこちら(【絶対に上手くなる】合唱の練習方法まとめ|流れ・目的・内容を解説)。

音楽・合唱のことを学べる本はこちら(【指揮者が選ぶ】合唱のおすすめ本|上手くなる本・知識がつく本)でまとめています。
