富澤裕

合唱曲『With You Smile』歌い方のコツ【長いフレーズと掛け合いがポイント】

『With You Smile』歌い方のコツ
男の子
男の子
合唱コンクールで『With You Smile』を歌います。コツやポイントを教えてください。

こんな方に向けた記事です。

合唱の練習では、きちんとポイントを押さえておくことが肝心です。

この記事では合唱曲『With You Smile』の歌い方のコツについて、合唱歴10年以上・合唱指揮者歴5年以上の筆者が詳しく解説します。

この記事を読みながら練習に取り組めば、確実にワンランク上の演奏を目指すことができるはずです。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
「間違いない」ポイントをまとめました。
音楽之友社『クラス合唱曲集 レッツ・コーラス!」に収録されている楽譜を参考にし、本文中で歌詩などを引用する場合には「””」で示しています。
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合唱曲『With You Smile』歌い方のコツ

合唱曲『With You Smile』歌い方のコツ

それでは早速解説していきます。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
楽譜に書き込みながら読み進めると効率的です。

音取りに不安がある場合、まずはしっかりとパート練習を行いましょう。

こちらの記事(【5ステップ】質の高いパート練習の進め方とコツ|経験者のノウハウ公開)もご参照ください。

パート練習の進め方
【5ステップ】質の高いパート練習の進め方とコツ|経験者のノウハウ公開この記事では、パート練習をどのように進めたらよいか分からないという方に向けて、5つのステップ解説しています。パート練習でのチェックするべき項目や、パートリーダーとしての心がけに関してもまとめていますので、中級者以上の方にとっても有益だと思います。質の高いパート練習を行いたい方はご覧ください。...

【A】歌い出し(アウフタクト)は丁寧に

10小節目~【練習番号A】となっています。

ここでは歌い出しの音に注意し、丁寧に歌いましょう。

小節からはみ出した歌い出しのことを「アウフタクト」と呼びます。

気をつけたいポイントは次の通り。

  • 低めの音をよく狙って
  • 母音で始まる歌詩”あおい”、”いつまでも”などは十分に準備して
  • ハ行(”ふかい”、”はてしなく”)をしっかり伝える

歌い出しで音がばらけたり言葉が伝わらないと「モヤッ」とした印象になってしまいます。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
注意点が多いフレーズです。

【B】掛け合いは言葉の頭をチェック

26小節目~【練習番号B】となっています。

ここからは掛け合いのフレーズ(女声と男声が交互に歌う)が始まります。

掛け合いでは「言葉の頭に印をつけておく」ことがポイントです。

これによって次のような良いことがあります。

  • お互いのメロディーのスタート地点が分かりやすくなる
  • 言葉の頭が意識でき、歌詩が伝わりやすい

掛け合いにではメロディーが交錯するので普段より歌詩を伝える意識を高める必要があります。

また【B】の後半のクレッシェンドは重要です。【C】に向かって盛り上げていきましょう。

クレッシェンドのコツはこちらの記事(クレッシェンド・デクレッシェンドのコツ【合唱の迫力・魅力アップ】)をあわせてご覧ください。
えすた@指揮者
えすた@指揮者
サビに向かって盛り上げていく場面となっています。

【C】タテのハーモニーとヨコの流れとを両立しよう

43小節目~【練習番号C】です。ここからサビとなっています。

ここではタテ(歌うタイミング)がそろっているのが【B】との違い。

3パートで充実したハーモニーを聞かせたい場面です。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
【B】ではタテがずれた「掛け合い」の場面でしたね。

タテの意識と同時に、この曲の特徴であるヨコの流れの爽やかさも両立しましょう。

  • タテ…充実したハーモニー
  • ヨコ…伸びやかなメロディーの流れ

ハーモ二―を決めるにはお互いの音をよく聴き合うことが大切です。

サビの部分は伸ばす音(ロングトーン)が多くなっています。。こちら(【合唱で役立つ】ロングトーン/伸ばす音のコツと練習法【上質な演奏へ】)も参考にしてみてください。
えすた@指揮者
えすた@指揮者
ハモりを感じながら気持ちよく歌いましょう。

【D】次の音楽のイメージをふくらまそう

57小節目~【D】です。ピアノの間奏部分となっています。

合唱はお休みですが、雄大なピアノのメロディーを聴きながら2番の歌詩へイメージをふくらませましょう。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
休みの間も音楽に入り込みましょう。

【C(2回目)】音量の違いを見逃さずに表現しよう

間奏の後、セーニョ記号によって【C】のサビに戻ります。

ここでは1回目と音量が違うことを見逃さないようにしましょう。

  • 1回目…f(フォルテ/強く)
  • 2回目…piu f(ピウ・フォルテ/fより強く)

このようになっています。

2回目ではよりいっそう広がりを感じ、大きく伸び伸びと歌いましょう。

他の曲でも繰り返すフレーズが出てきたら「何か違いはないかな?」という風に考えると楽譜を読む力がアップします。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
繰り返すときは細かな違いに注目です。

【Coda(コーダ)】輝きのあるハーモニーで締めくくろう

68小節目~【Coda(コーダ)】です。ラストのクライマックスですね。

一番最後の和音を確認しておきましょう。

[和音の構成]

  • 第5音…「ファ」(女声↑)
  • 第3音…「レ」(女声→、男声↑)
  • 根音…「シ♭」(女声↓、男声↓)

第〇音や根音などの用語は難しいと思いますで、まずは同じ音を歌っているパート同士の音をしっかり揃えることを意識してみましょう。

例えば「シ♭」を歌っている女声↓や男声↓のパートなどですね。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
ラストの輝かしいハーモニーです。

まとめ:長いフレーズと掛け合いがポイント

ポイントを振り返っておきます。

『With You Smile』歌い方のコツ
  • 【A】歌い出し(アウフタクト)は丁寧に
  • 【B】掛け合いは言葉の頭をチェック
  • 【C】タテのハーモニーとヨコの流れを両立しよう
  • 【D】次の音楽のイメージをふくらまそう
  • 【Coda】輝きのあるハーモニーで締めくくろう

『With You Smile』の爽やかな曲調を生かすためには次のポイントが特に重要です。

  • ロングトーン主体の長いフレーズの歌いこなし
  • パート間の掛け合い(タイミング・歌詩)

その他、全体練習(アンサンブル)で役立つポイントについてはこちらの記事(【ポイント6つ】全体練習(アンサンブル)をまとめる方法|合唱指揮者が解説)で解説しています。

合唱まとめる方法
【ポイント6つ】全体練習(アンサンブル)をまとめる方法|合唱指揮者が解説 こんな疑問に答えます。 練習の際に1番大切なのは「ここを良くしよう」という目的意識です。 これが無ければどんなに練習...
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