音取り・譜読み

【初心者向け】楽譜の読み方講座|ゼロからピアノが弾けるようになろう

楽譜の読み方
女の子
女の子
簡単な楽譜で良いからピアノが弾けるようになりたいな
えすた@指揮者
えすた@指揮者
分かりやすく教えます!

この記事では3つのステップで楽譜の読み方、ピアノの弾き方を解説しています。

初心者の方にも分かりやすいよう詳しく説明しますのでぜひご覧ください。

(読者として合唱初心者の方をイメージしていますが、他の音楽初心者の方にとっても役に立つと思います。)

楽譜が読め、ピアノが弾けるようになると音取りのスピードアップにも繋がりますし、より合唱を楽しめるようになると思います。

理解の助けになるよう練習問題も用意しています。途中の解説がピンとこなければ、先に練習問題に進むとイメージが湧きやすいと思います。

この記事の目標
  1. 「ドレミ」が読める
  2. リズムが読める(4分音符、8分音符、4部休符など)
  3. 簡単な楽譜をピアノで弾ける

順番に説明しますので一つずつ学んでいきましょう!

ステップ1.「ドレミ」を読めるようにする

楽譜で表される要素の中で特に重要のなのが「音高」と「リズム」です。

「音高」と「リズム」は音符で表されます。

「音高」というのはつまり音の高さのこと。さらに具体的に言えば「ドレミファソラシ」のことです。

まずは楽譜に「ドレミファソラシ」を書き込めるようになりましょう!

えすた@指揮者
えすた@指揮者
音符で「音高」と「リズム」を表します。

補足です。

  • 音高=音の高さ
  • 音名=音の高さにつけられた名前、「ドレミ」のこと

です。

ほとんど同じ意味です。ややこしいのでここから先はすべて「ドレミ」で説明します。

記号の名前【音符・五線譜・ト音記号】

これから登場する記号とその呼び方を確認しておきましょう。

音符・五線譜・ト音記号
  • 音符…「ドレミ」とリズムを表す
  • 五線譜…五本の横線。楽譜とほとんど同じ意味で使われます
  • ト音記号…音の高さの基準を決める(後で詳しく説明)
えすた@指揮者
えすた@指揮者
ここではひとまず記号の見た目と呼び方を押さえましょう!

五線譜と「ドレミ」の関係

「ドレミ」は音符が書かれている場所で決まります。

五線譜の上のほうに書かれていると高い音、下のほうに書かれていると低い音を表します。

ドレミファソラシド

音符の位置とドレミファソラシドの関係はこの図の通りです。

五線譜のどこに音符があるかで、音の高さが決まります。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
音符の位置と「ドレミ」の対応関係を覚えましょう!

ト音記号は「ソ」の位置を決めている

ト音記号

ト音記号は五線譜の上で、「ソ」の音の位置を決めています。

うずまきの中心と重なっている線がちょうど「ソ」の音です。

「ドレミ」の基準を決める記号を音部記号と言います。

女の子
女の子
なんで「ソ」なんですか?
えすた@指揮者
えすた@指揮者
ト音=「ソ」のことだからです。

ト音記号というのはトの音を決める記号という意味です。

「ハニホヘトイロ」という呪文を聞いたことはありませんか?

これは日本語で言ったときの「ドレミファソラシド」です。

では「ドレミファソラシド」は何語なのかというと、イタリア語になります。

まとめるとこんな感じです。

イタリア語ドレミファソラシド
日本語ハニホヘトイロハ
ドイツ語CDEFGAHC
英語CDEFGABC
男の子
男の子
ヘ音記号も読めるようになりたいです。

という方に向けて、こちらの記事(【図解】ヘ音記号の読み方を分かりやすく解説|コツをつかめば簡単!)で解説しているので合わせてご覧ください。

ヘ音記号の読み方
【図解】ヘ音記号の読み方を分かりやすく解説|コツをつかめば簡単! ト音記号は読めるけどヘ音記号は読めない、そんな方は多いと思います。 この記事ではヘ音記号の読み方のコツや、ト音記号...

「ドレミ」を早く覚えるコツ

男の子
男の子
数が多くてが覚えられません。コツを教えてください。
えすた@指揮者
えすた@指揮者
まずは「ドミソド」の場所だけ覚えましょう

音符の位置と場所を一気に覚えるのは大変ですよね。

そんなときはまず「ドミソド」の位置だけを優先して覚えます。

覚え方のコツ
  • 左側の「ドミソ」は線一つ飛ばし
  • 右側の「ド」は上から2番目の間

と考えると覚えやすいと思います。

これを覚えたらあとの音は「ドミソド」からたどることで分かります。

覚え方のコツ実践
えすた@指揮者
えすた@指揮者
分かっている音から隣に音をたどります。

シャープとフラットの意味

男の子
男の子
「#(シャープ)」や「♭(フラット)」の記号が出てきました。

楽譜を読んでいると「#(シャープ)」や「♭(フラット)」のような記号が出てくることがあります。

これらの意味を簡単に解説しておきます。

  • シャープ…半音上がる
  • フラット…半音下がる

さらに詳しく知りたい場合にはこちらの記事(【楽譜の読み方】シャープ・フラット・ナチュラルの意味|詳しく図解)をご覧ください。

シャープ・フラット
【楽譜の読み方】シャープ・フラット・ナチュラルの意味|詳しく図解「楽譜を読もうとしたらシャープ・フラット記号が出てきて困った」そんな方に向けた記事です。シャープ・フラットだけでなくナチュラル・ダブルシャープ・ダブルフラットについても解説しています。苦手な人が多い調号や、「使い分けはどうする?」というとことまで深掘りしています。...

「ドレミ」の復習・練習問題

ここまでの復習をしながら練習問題を解いてみましょう!

「ドレミファソラシド」の図を再掲します。

ドレミファソラシド
音高の練習問題

先の図と見比べながらドレミを書き込んでみてください。

音高の練習問題
答えと解説

答えです。音源もつけたので参考に聞いてみてください。

音高の練習答え


最後の2つが難しかったと思います。

音高の練習解説

このように分かりやすい音から隣にたどることで読み取れます。

ステップ2.リズムを読めるようにする

ここまでは「ドレミ」について説明してきました。

次はもう一つの重要な要素、リズム(=音の長さ)を読み取れるように学んでいきましょう。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
「ドレミ」とリズムが分かれば入門レベルはバッチリです!

リズムは音符の見た目で見分ける

玉・棒・旗8分音符…黒玉、棒あり、旗1本の場合です。

リズムは音符の形で見分けます。

  • 玉の白黒
  • 棒のありなし
  • 旗(ひげの部分)の数

が見分ける上での手がかりとなります。

見た目が黒っぽく、部品がたくさんついているほど短くなります。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
玉・棒・旗の名前は覚えなくても大丈夫です。

基本的な音符4種類を覚えよう

音符には非常にたくさん種類があります。

一気に全部覚えるのは大変なので、まずはよく使う4種類の音符を覚えましょう。

記号名前、見た目の特徴、意味、感じ方
全音符
  • 全音符(ぜんおんぷ)
  • 白玉
  • 4拍伸ばす
  • ターアーアーアー
二分音符
  • 2分音符(にぶおんぷ)
  • 白玉+棒
  • 2拍伸ばす
  • ターアー
四分音符
  • 4分音符(しぶおんぷ)
  • 黒玉+棒
  • 1拍伸ばす
  • タン
八分音符
  • 8分音符
  • 黒玉+棒+旗1
  • 半拍(0.5拍)伸ばす
えすた@指揮者
えすた@指揮者
「感じ方」は「リズムの取り方・数え方」などと考えてください。

2分音符の「2分」や4分音符の「4分」は全音符を基準に、それぞれ1/2や1/4の長さであるという意味です。

全音符が4拍なので、

  • 2分音符…4拍×1/2=2拍
  • 4分音符…4拍×1/4=1拍

ですね。

実際には4分音符を一拍と数えることがほとんどですので、4分音符=1拍を基準にして考えると分かりやすいです。

楽譜と音源で説明【音符編】

リズムについては言葉だけの説明だけだとイメージが湧きにくいと思います。

なのでここからは実際の楽譜と音源を使って説明します。

音符の説明

楽譜を見ながら聞いてみてください。打楽器の音が1拍分です。

 

女の子
女の子
8分音符の見た目が違いますよ。
えすた@指揮者
えすた@指揮者
続けて書くときはこんな見た目になります。

休符…休みを表す記号

楽譜では音符と並んで「休符」というものも使われます。

これは休み(=音を鳴らさない)の時間を表す記号になります。

音符と同様に4種類紹介します。

記号名前、見た目の特徴、意味、感じ方
全休符
  • 全休符(ぜんきゅうふ)
  • 第二線の下につく
  • 4拍休む
  • ウンウンウンウン
二分休符
  • 2分休符(にぶきゅうふ)
  • 第三線の上につく
  • 2拍休む
  • ウンウン
四分休符
  • 4分休符(しぶきゅうふ)
  • 1拍休む
  • ウン
八分休符
  • 8分休符(はちぶきゅうふ)
  • 半拍(0.5拍)休む

楽譜と音源で説明【休符編】

先ほどと同様に実際の楽譜と音源を使って説明します。

休符の説明

えすた@指揮者
えすた@指揮者
ピアノの音だと休みが分かりにくいのでオルガンの音にしてみました。

全休符と2分休符の見分け方

男の子
男の子
全休符と2分休符が見分けられません。
えすた@指揮者
えすた@指揮者
全休符は重い、2分休符は軽いと覚えましょう。

全休符と2分休符は見た目がよく似ていて覚えにくいですよね。

  • 全休符…長いので重い→下に垂れている
  • 2分休符…全休符より短いので軽い→上に乗っている

というイメージを持つと覚えやすいと思います。

リズムの復習と練習問題

ここまでのまとめとして、登場した音符・休符をまとめておきます。

拍数音符休符
4拍全音符

ターアーアーアー

全休符

ウンウンウンウン

2拍二分音符

ターアー

二分休符

ウンウン

1拍四分音符

タン

四分休符

ウン

半拍(0.5拍)八分音符

八分休符

それでは練習問題です。次の楽譜のリズムを読んでみましょう!

えすた@指揮者
えすた@指揮者
今回は感じ方(「タン」や「ウン」)を使って読んでみましょう。
リズムの練習問題
リズムの練習問題
答えと解説
リズムの答え1

慣れてきたら休符の「ウン」や「ウ」を読まずに、音符だけ歌ってみましょう。

リズムの答え2

さらに難しいリズムを知りたい方はこちら

さらに難しい音符や休符をについて知りたい方はこちらの記事をご参照ください。

ステップ3.ピアノで弾けるようにする

「ドレミ」とリズムが読めるようになりました。これで基本的な楽譜の読み方はマスターしたことになります。

ですがまだ楽譜を見ても

  • どんな音がするのか
  • どんなメロディーになるのか

が分からないと思います。

そこでここからは楽譜を読み、それをピアノを弾くステップに入ります。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
最終ステップです。頑張りましょう!

「ドレミ」と鍵盤の位置関係

すでに楽譜から「ドレミ」を読み取ることはできるようになりました。

あとはどの鍵盤が「ドレミファソラシド」に対応しているかを覚えればピアノで弾けるようになります。

「ドレミ」を書き込んだ鍵盤の図を用意しました。これを見ながら練習してみましょう。

ドレミつきピアノ

「ドレミファソラシド」の場所の覚え方のコツ

男の子
男の子
「ドレミファソラシド」の場所が覚えられません。
えすた@指揮者
えすた@指揮者
まずは「ド」の場所から覚えましょう

いきなり「ドレミファソラシド」全部が覚えられないときは、まずは「ド」の場所を覚えましょう。

ドレミの場所の覚え方のコツ

ドの場所の見分け方のポイントは、

  • 左隣の鍵盤が白(黒い鍵盤が無い)
  • 右上に黒い鍵盤が2つある

です。

ドの場所が分かったら次は「ドミソ」を覚えます。

「ド」から一つ飛ばしに「ミ」「ソ」となります。

「ドミソ」の場所が分かったら、あとは

  • 「ミ」の右は「ファ」
  • 「ソ」の右は「ラ」
  • 「ド」の左は「シ」

というようにたどることで早く覚えることができます。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
「ドミソ」の場所を覚えてそこからたどりましょう!

楽譜の読み方【総合練習】

えすた@指揮者
えすた@指揮者
お疲れさまでした!

ここまでの内容をマスターすれば簡単な楽譜は読めるようになっているはずです。

最後に総合練習を行ってみましょう。

次の手順で進めてみてください。

  1. 楽譜にドレミを書き込む
  2. 楽譜にリズム(「タン」「ウン」)を書き込む
  3. ピアノで弾く

今回使うのはこの楽譜です。

総合練習
楽譜の読み方総合練習
えすた@指揮者
えすた@指揮者
難しそうに見えますがステップを踏んでいけばできるはずです!

ステップ1.楽譜に「ドレミ」を書き込む

まずは「ドレミ」を書き込んでみましょう。

このようになります。

音高の答え
楽譜の読み方総合練習ドレミ

ステップ2.楽譜にリズムを書き込む

次はリズム書き込んでみましょう。

リズムの答え
楽譜の読み方総合練習リズム

ステップ3.ピアノで弾く

最後に書き込みを手掛かりにピアノを弾いてみます。

ドレミつきピアノ「ドレミ」つきピアノを再掲しておきます。

いきなりは難しいと思いますので、短く区切ぎりながら良いのでゆっくり練習してみてください。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
いきなり完璧に弾くのは難しいです。短く区切って何度も練習しましょう! だんだんと慣れてくるはずです。

【発展】音楽記号に関して知りたい方はこちら

楽譜には音符や休符だけでなく、さまざまな記号がつけられています(強弱記号が代表的)。

詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

まとめ:【初心者向け】楽譜の読み方講座

  1. 楽譜にドレミを書き込む
  2. 楽譜にリズムを書き込む
  3. ピアノで弾く

という3ステップで楽譜を読む練習をしてきました。

このステップは他の曲でも応用できますので、色々と挑戦してみてください。

今回の記事ではト音記号の読み方を解説しましたが、他にヘ音記号というものもあります。

読み方はこちらの記事(【図解】ヘ音記号の読み方を分かりやすく解説|コツをつかめば簡単!)で解説しています。さらにレベルアップしたい方はぜひご覧ください。

ヘ音記号の読み方
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えすた
合唱歴10年以上のアマチュア合唱指揮者です。 合唱団運営などもやっております。