混声三部合唱の初級レベルの曲を探している方に向けて、この記事では【レベル3:混声三部合唱[初級]】レベルの合唱曲を紹介します。

このレベルの作品は、親しみやすさもありながら、合唱ならではの響きも感じられる曲が多くなっています。

「入門曲から少しステップアップしたい」「中学1~2年生でも取り組みやすい曲を選びたい」「合唱コンクールや学年合唱で歌いやすい曲を探している」という方におすすめの内容です。

合唱コンクールでは、中学1~2年生ならこのあたりのレベルの曲を選ぶと良いでしょう。

難易度のめやす(7段階)
  • 【レベル1】…簡単な斉唱・二部合唱
  • 【レベル2】…混三[入門]
  • 【レベル3】…混三[初級](中学1~2年)
  • 【レベル4】…混三[中級](中学2~3年)
  • 【レベル5】…混三[上級]・混四[入門](中学3年)
  • 【レベル6】…混三[最上級]・混四[初級](中学3年~高校)
  • 【レベル7】…混四[中級](高校~)

※難易度の分類は随時見直したいと思います。

歌いやすさ・音取りのしやすさ・ピアノ伴奏の難易度なども含めて紹介しています。

また、各曲の詳しい歌い方や練習のポイントを解説した記事もリンクしていますので、選曲後の練習にもぜひご活用ください。

混声三部合唱[初級]レベルの合唱曲

《明日へ》(富岡博志 作詩・作曲)

曲の紹介

Allegroの快速なテンポに乗った、シンコペーションを多用したメロディーが爽やかで、非常に気持ちよく歌える作品となっています。

いったん短調に変化してから、再び長調に戻ってのサビは大変のびやかで印象的。

フレーズを大きく捉え、クライマックスへ気持ちを高めて歌いましょう。

合唱・伴奏の難易度

2/2拍子的なリズムは最初は難しく思えますが、いったんつかめてしまえば非常に気持ちよく歌えます。

シンコペーションしているメロディーは、リズムがはっきり出るようにやや固めに歌うとよいでしょう。

テンポが速いのでピアノパートは少し難しいかもしれません。右手は合唱のメロディーに寄り添って弾きましょう。

《COSMOS》(ミマス 作詩・作曲/富澤裕 編曲)

曲の紹介

アクアマリンのミマスさんによる、大人気の作品。

歌いやすくキャッチーでありながら、宇宙の神秘や壮大さも感じさせる、魅力的な曲になっています。

合唱・伴奏の難易度

全体を通してメロディーの明快な作品ですが、パート間での微妙な掛け合いに戸惑うかもしれません。

また、男声に比較的高い音が出てくるので、声を張り上げて荒っぽくならないように要注意。

歌詩を大切に伝えるようなテクニックも必要になってきます。

ピアノパートはそれほど難しくありません。

高音部は星のきらめきを思わせるように、またサビ前のクレッシェンドはしっかりと盛り上げて合唱のフォルテを引き出しましょう。

《地球星歌 ~笑顔のために~》(ミマス 作詩・作曲/富澤裕 編曲)

曲の紹介

《COSMOS》と同じ作曲家、ミマスさんの作品です。

流れるリズムに乗せて歌われる歌詩が印象的。ミマスさんらしい、優しさと壮大なスケール感を併せ持った歌詩です。

盛り上がる部分が明快で、音楽的なクライマックスを作りやすいです。

合唱・伴奏の難易度

中学生向けのレパートリーとしては珍しく6/8拍子です。このリズム感をつかめるかが第1のポイントです。

音符が細かいと言葉も伝わりにくくなりますので、そのあたりも意識して練習できると良いでしょう。

ピアノパートも同じく、6/8拍子の流れがポイント。流れを作りながらも、一方でテンポが走らないように気をつけましょう。この点が結構難しいかもしれません。

《HEIWAの鐘》(仲里幸広 作詞・作曲/白石哲也 編曲)

曲の紹介

アップテンポで、シンコペーションの多用されたメロディーはノリがよくキャッチーです。実際、人気のある曲です。

音も難しくないので歌いやすいですが、歌詞に込められた平和への思いには真剣に向き合って歌いましょう。

合唱・伴奏の難易度

ベーシックな混声三部です。冒頭の”LA LA LA”は非常に充実したハーモニー。

メロディーは8分音符が主体で覚えやすいです。

曲のノリに任せて歌うと、音が細かく刻まれすぎて、せわしない印象になってしまうことがあります。ある程度レガート(=滑らかに)歌うほうが、私は好みです。

前奏のピアノ右手は鐘のイメージで。全体的には8分音符のリズムを安定して弾くことが大切です。

《マイバラード》(松井孝夫 作詩・作曲)

曲の紹介

中学生向けのレパートリーとして、長年絶大な人気を誇る作品です。

冒頭は優しく語りかけるように。サビ部分の2拍3連はカッコよく歌いましょう。

合唱・伴奏の難易度

レベルとしては取り組みやすい作品ですが、場面ごとに表現しがいのある作品となっています。

冒頭の16分音符のメロディーはリズムが乱れないよう、また言葉がしっかり伝わるように歌いましょう。

サビ部分のメロディーにはソプラノにオクターブの跳躍があります。このあたりが技術的な課題になります。

ピアノパートもそれほど難しくありませんが、2拍3連が出てくるところは、たっぷりと弾いて、合唱をガイドしましょう。

《Let’s Search for Tomorrow》(堀徹 作詩/大澤徹訓 作曲)

曲の紹介

中学のレパートリーとして人気のある定番曲です。

シンプルなようで、楽譜を丁寧に読み込めばそこには綿密に構成されたドラマがあることが分かります。

サビ部分のメロディーはスケール感があり、歌っていて気持ちが良いですね。

合唱・伴奏の難易度

ユニゾンが多く、またメロディックで親しみやすく音取りは難しくないはずです。

16分音符の細かい動きや、それらがタイで繋がったリズムは速く歌ってしまいがちなので、急がず丁寧に。

ピアノパートも難しくありません。8分音符や4分音符のテンポをしっかりキープして。

また、合唱がロングトーンで動きの少ないフレーズでは、ピアノ独自の動きをキラリと輝かせるように弾きましょう。

《With You Smile》(水本誠・英美 作詩/水本誠 作曲/富澤裕 編曲)

曲の紹介

広々と広がる海原を思わせるようなメロディーを持ち、爽やかで、歌っていてとても気持ちの良い作品です。

繰り返されるサビを伸びやかに、高らかに歌いましょう。

合唱・伴奏の難易度

合唱はロングトーン(伸ばす音)が多いので、最後まで歌い切れるようにたっぷりとしたブレスを意識することが大切です。

2/2拍子の感じをつかめればそれほど難しい曲ではないはずです。

ただし、パートが分かれるところがあるので、そこはしっかり音を確認しておきましょう。

ピアノパートは8分音符の流れとフレーズ感を大切に弾きましょう。

間奏はピアノソロのような感じになりますが、落ち着いて、堂々と。

まとめ:混声三部合唱の初級曲

今回は、混声三部合唱の、入門からのステップアップとして取り組みやすい曲を紹介しました。

あらためて、この記事で紹介した曲をまとめておきます。

  1. 《明日へ》(富岡博志 作詩・作曲)
  2. 《COSMOS》(ミマス 作詩・作曲/富澤裕 編曲)
  3. 《地球星歌 ~笑顔のために~》(ミマス 作詩・作曲/富澤裕 編曲)
  4. 《HEIWAの鐘》(仲里幸広 作詞・作曲/白石哲也 編曲)
  5. 《マイバラード》(松井孝夫 作詩・作曲)
  6. 《Let’s Search for Tomorrow》(堀徹 作詩/大澤徹訓 作曲)
  7. 《With You Smile》(水本誠・英美 作詩/水本誠 作曲/富澤裕 編曲)

気になる曲があれば、本記事内の詳しい解説記事もぜひ参考にしてみてください。

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