信長貴富

《等圧線》(詩:覚和歌子/曲:信長貴富)を解説!

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「《等圧線》ってどんな曲集?」

そんな疑問にお答えします!

《等圧線》の概要

正式なタイトルは覚和歌子の詩による混声合唱曲集《等圧線》となっています。

その名の通り覚和歌子さんの詩を用いた作品を集めた合唱曲集です。

4曲それぞれで異なる音楽的な起伏もあり、ある程度組曲的にまとめる構想があったのかもしれません。

それぞれ作曲された機会が異なる4曲となっています。

「リフレイン」はもともと童声合唱のために書いた作品を混声に編曲したものなんですね。

《等圧線》の概要
  • 作詩者:覚和歌子
  • 全曲初演:混声合唱団名古屋大学コール・グランツェ(2012年2月)
  • 全曲の演奏時間:約20分
  • 編成:ピアノ付き
  • 言語:日本語
  • 難易度:初級~中級
  • レパートリー:合唱祭、演奏会などに

《等圧線》の収録曲

全4曲。すべてピアノ付きの作品となっています。

《等圧線》の収録曲
  1. 『等圧線』
  2. 『からだ』
  3. 『F』
  4. 『リフレイン』

《等圧線》の特徴

覚和歌子さんによるなんとも瑞々しい詩がテキストになっています。

そこで描かれる青春の期待、不安などの感情が色鮮やかな和声で描かれます。

揺れ動くテンポ感としなやかなメロディーからは横山潤子さんの作品を思わせる感じもありますね。(覚和歌子さんの詩による作品《たましいのスケジュール》、《ここに海があって》など)

また、終曲『リフレイン』では”なつかしく”という指示がありますが、私はこの曲から『泉の歌』(《初心のうた》より)にも似た”なつかしさ”を感じました。