信長貴富

混声合唱曲集《旅のかなたに》(信長貴富/やなせたかし他)を解説!

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「《旅のかなたに》」ってどんな曲集?」

という方に向けてお送りします!

《旅のかなたに》の概要

親しみやすい曲が多く、無伴奏の作品もあるので愛唱曲集としても親しめそうな作品となっていますね。

別の機会に作曲されたピースを集めて合唱曲集とした形となっています。

巻頭言によれば、

喜び・悲しみ・絶望・希望

そしてそこから生じる

歌う理由

といった人間の感情が根底のテーマとしてあるとのことです。

《旅のかなたに》の概要
  • 作詩者:やなせ・たかし他
  • 全曲初演:東京大学コール・ソーノ合唱団(2004年11月)
  • 全曲の演奏時間:約17分
  • 編成:無伴奏、ピアノ付き
  • 難易度:初~中級
  • レパートリー:愛唱曲として、合唱祭、演奏会などに

《旅のかなたに》の収録曲

収録曲は全部で5曲。それぞれの曲で別の詩人によるテキストが使われているのでその点も楽しめますね。

《旅のかなたに》の収録曲
  1. 『しあわせよカタツムリにのって』(やなせ・たかし)
  2. 『歌』(谷川俊太郎)
  3. 『それは』(長田弘)
  4. 『足』(寺山修司)
  5. 『旅のかなたに』(室生犀星)
各曲で作詩者が異なる作品となっています。

《旅のかなたに》の特徴

全体的にクセがなく、親しみやすい作品が並んでいる印象です。

メロディーがはっきり、のびのびしており、歌っていて楽しいでしょうね。

アカペラでゆったりとしたテンポの「しあわせよカタツムリにのって」から始まり、最後の「旅のかなたに」ではしっかりと盛り上がって終わるので、演奏会の1ステージとしても良さそうです。