声の出し方・発声

【ボイトレ】ウォーミングアップのやり方【目的を意識して効果アップ】

ボイトレのウォーミングアップ
男の子
男の子
ボイトレのウォーミングアップって何をやったら良いんだろう…。自宅でもできる方法を知りたいです。

こんな疑問に答えます。

ボイストレーニングのウォーミングアップは大まかに分けて次の3ステップで行うと良いと思いでしょう。

  1. 体操(全身のウォーミングアップ)
  2. ブレス(息のウォーミングアップ)
  3. 声出し(声のウォーミングアップ)

この記事ではそれぞれのウォーミングアップの目的と方法、注意するべきことを詳しく解説したいと思います。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
目的を知っておくことでトレーニングの効果もアップします。

なるべく自宅で、1人でできるやり方を紹介していますのでぜひ取り入れてみてください。

1. 体操(全身のウォーミングアップ)

まず最初に全身(体全体)のウォーミングアップをしましょう。

目的【全身をほぐしてあたためる】

体操では全身をほぐしてあたためることが目的です。

良い発声では喉だけでなく全身を使うことになります。

逆に言えば、全身がうまく使えないと、歌う上では非常に不利になってしまいます。

これから歌うときに全身がくまなく効率的に使えるよう、しっかり動かしておきましょう。

やり方【ラジオ体操などで可】

体操ではこの目的が達成できればOKなので、特に「こうした方が良い!」という方法はありません。

よくわからなければラジオ体操やこちらの動画の体操をやると良いでしょう。

まじめにやればじんわりと汗をかく程度の運動量になります。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
しっかり体を動かしておくと喉を傷めにくくなりますよ。

効果【息を大きく吸いやすい】

体をしっかりと温めておくとその後のブレス(息)の練習で特に効果を実感できます。

  • 大きく吸いやすい
  • 普段より体をしっかり使える

2. ブレス(息のウォーミングアップ)

ブレスは息・呼吸のウォーミングアップです。

目的【3つくらい】

息は声の大本となりますので非常に大事です。

目的は次の3つを挙げたいと思います。

  • 呼吸に関わる部位のウォームアップ
  • 腹式呼吸のトレーニング
  • ブレスコントロールのトレーニング

呼吸に関わる部位のウォームアップ

呼吸に関わる部位と言うのは胸の周り、お腹の周りが代表的です。

と言いつつも、結局は全身を有効に活用して呼吸することが重要なので、結局は全身のウォーミングアップの延長と考えても良いのかもしれません。

腹式呼吸のトレーニング

こちらの記事【歌の上達にはマスト】腹式呼吸のメリット・やり方・コツ【ボイトレ】でも解説していますが、腹式呼吸のトレーニングを同時にすることになります。

ウォーミングアップと同時に腹式呼吸のイメージをつかみましょう。

ブレスコントロールのトレーニング

ブレスはただ強く吐くだけではなく、フレーズを上手く歌いきれるよう息を適切にコントロールできる必要があります。

やり方【強化とコントロール】

ブレスのウォーミングアップを2種類紹介します。

強く吐く方法【腹式呼吸の練習】

先ほどの目的で言うと「1. 呼吸に関わる部位のウォームアップ」「2. 腹式呼吸のトレーニング」に向けた練習方法です。

s子音「シーーー!」とできるだけ強く音を鳴らして吐き切ります。

コントロールする練習

「2. 腹式呼吸のトレーニング」「3. ブレスコントロールのトレーニング」に向けた方法です。

メトロノームなどで拍を刻みながら、決まった拍数吐き、決まった拍数で吸います

[例]

  • 3拍吐いて1拍で吸う
  • 7拍吐いて1拍で吸う
  • 11拍吐いて1拍で吸う

※足して4の倍数になるようにするとキリが良くてやりやすい

次のことに注意して行いましょう。

  • 腹式呼吸をしっかり意識
  • 吐くときには強さを一定に、決まった拍ですべて吐き切る
  • 吸うときにはしっかり体を緩める

効果【しっかり息を使った声になる】

ブレスのウォーミングアップをしっかりしておくと、声を出すときにもしっかり息を送って発声できるようになります。

逆にここのウォーミングが不十分だと、響きや声の伸びが悪い、ピッチが安定しないということになってしまいます。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
息の調子が悪いとピッチにも影響します。

3. 声出し(声のウォーミングアップ)

ここまで行って、最後に声を出します。

目的【声帯などを温める】

いきなり全力で声を出したりすると、喉を傷めるので段階を追って慣らしていきましょう。

やり方【いろいろいくつか解説】

声出しの方法はいろいろなバリエーションがあります。

それぞれ得られる効果が違うので個別に解説します。

リップロール

喉に負担を掛けず、息→声の変換を自然に行うことができます。

詳しくは【効果抜群】リップロールとは?やり方・コツ【上手い人はやってます】をご覧ください。

z-でブレス

ブレスでやったような練習をz子音「ズーー」で行う方法です。

これも息と声を繋ぐ訓練になります。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
息→声の接続は非常に大事です。

あくび

あくびをしたときのイメージで「アァ~」と声を出します。

音の高さは特に決めず、出しやすい高さでOK。

これにより喉が緩んだ状態で声を出す感覚を得ることができます。

また、軟口蓋を上げるトレーニングになります。

表声(地声)「ラガラガ」で歌う

「ラガラガラガラガラー」という言葉で歌います。

これは結構おすすめです。

しっかりやると声量アップにも繋がります。

裏声で歌う

高い声のウォーミングアップになります。

最初からアタックのある声(パンチのあるハイトーン)で歌うのではなく、息モレのある裏声から歌い始めることで負担を減らすことができます。

裏声の強化は音域を広げるだけでなく、ミックスボイスの習得にも繋がっていくのでぜひ取り入れてみてください。

まとめ:ウォーミングアップは「全身→息→声」の順番で

まとめます。ボイトレのウォーミングアップは次の順番で行うと良いと思います。

  1. 体操(全身のウォーミングアップ)
  2. ブレス(息のウォーミングアップ)
  3. 声出し(声のウォーミングアップ)

それぞれの練習法はなんとなく惰性でやるのではなく、目的をしっかり頭に入れて取り組むことで効果がアップします。

今回はなるべく自宅でできる方法を紹介しましたが、いわずもがなもっとしっかり声を出せる環境で練習した方が効果は高いです。

本気で上達したい方は短い期間でも良いのでボイトレを活用することをおすすめします。

教室によっては空いている部屋を練習室として借りられるので要チェックです。