声の出し方・発声

【合唱初心者向け】呼吸法・ブレスのやり方・コツ【5ステップで解説】

呼吸法・ブレスのコツ
女の子
女の子
合唱初心者です。呼吸法が大事と聞いたのですがイメージが分かりません。やり方・コツを教えてください。

合唱の呼吸法は腹式呼吸が基本です。

ですが初心者の方にはなかなかイメージがつかみにくいですよね。

この記事では腹式呼吸のやり方をステップごとに分けて細かく解説します。

また記事の後半では「息→声への変換」を意識した練習法もお伝えします。

これらの練習に取り組むと自然な歌声が身につき、合唱の上達スピードもアップします。

ぜひ最後までご覧ください。

腹式呼吸のやり方・コツ【リラックスして吐き切ること】

腹式呼吸のやり方を解説します。次の5ステップで進めていきましょう。

  1. 脱力(リラックス)する
  2. 胸を張った良い姿勢を取る
  3. 息をすべて吐き切る
  4. お腹の底に届けるイメージで吸う
  5. 再び吐き切る

これを繰り返します。

次からはコツと注意点を詳しく解説していきます。

手順1.脱力(リラックス)する

まずは全身の脱力を行いましょう。

身体の力を抜いて、リラックスします。

力が入っていると身体が固くなり、自然に息を入れることがでなくなってしまいます。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
リラックスして歌うことはとても大事です。
脱力のやり方とコツついてはこちらの記事(【歌い方の基本】脱力のコツはウォームアップにあり|合唱初心者向け)をご覧ください。

手順2.胸を張った良い姿勢を取る

脱力できたら良い姿勢を取りましょう。

といっても「絶対こうしなさい!」という形はありません。

自然に胸を張って顎を引いた状態で立ちましょう。

その上で次のことを意識しておけば十分です。

  • 猫背にならない
  • 背中を反り過ぎない
  • 目線は水平~気持ち上に

姿勢は気にしすぎても余分な力が入ってしまうので注意が必要です。

姿勢の判断基準ですが「なんだが立ち姿がカッコ良いな」とこんな感じでOKです。

「カッコ良い→無理のない自然な姿→体本来の力が引き出せる」ということになります。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
良い姿勢は良い呼吸に繋がります。

手順3.息をすべて吐き切る

呼吸法では「息を吐くところから始める」のがポイントです。

どうしても「吸う」方に意識を向けてしまいますが、実は逆なんですね。

吐き方はやりやすい方法を選んでもらって良いと思います。

  • 「フゥー」と吐く(fの子音)
  • 「スゥー」と吐く(sの子音)

体の中の空気か空っぽになるまでしっかり吐き切るのが重要です。

吐き切るためのコツは息を吐いて「もう吐き切ったかな?」というところからもう少し頑張って吐き続けること。

体の中には思ったより空気が残っていて、案外まだまだ吐けたりします。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
しっかり吐き切るのがコツです。

手順4.お腹の底に届けるイメージで吸う

息を吐き切り、そこでフッと力を抜くと自然に息が入ってきます。

この「自然に息が入ってくる」という感覚が非常に重要。

逆に自分から吸いにいってしまうと力みに繋がります。

息を吸うときは鼻から吸うと腹式呼吸のイメージがつかみやすいです。

吸ったときに鼻の奥に冷たく息の流れが感じられます。

その流れが体の深いところを巡ってお腹の底まで届くイメージを持ちましょう。

実際に曲を歌うときは鼻から吸うと間に合わなかったりします。

鼻から吸うことでイメージをつかみ、慣れてきたらだんだんと口からに切り替えて行きましょう。

息を吸うときの注意点は「肩を激しく上下しないようにする」ことです。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
慣れないうちはゆっくり落ち着いて行いましょう。

手順5.再び吐き切る

息を吸ったらまた吐き切ります。あとは繰り返しです。

このときもお腹以外に余分な力が入らないよう気をつけましょう。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
1~5の流れがスムーズにできるよう何度も練習してみましょう。

ブレスコントロールの練習法【3つ】

歌を歌うには息を自在に操る(コントロールする)ことが必要です。

そこでコントロール力を高めるための練習法を3つ紹介します。

  1. 瞬間的に強く吐き切る
  2. 短いブレス練習
  3. 長いブレス練習

ブレス練習1.瞬間的に強く吐き切る

sの子音で瞬間的にできるだけ強く息を吐き切ります。

「ssssssss」という感じです。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
なるべく強く吐くのがポイントです。

ブレス練習2.短いブレス練習

短ブレス練習

メトロノームや手拍子にあわせて短く息を吐く練習です。

ポイントは次の通り。

  • 拍内にすべて吐き切る
  • 瞬間的にブレスを取る(吸う)

拍が短いので瞬間的にブレスを取らないと間に合いません。

難しいですが、しっかり脱力できていると一瞬で息が入るようになります。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
吐き方は「s」や「z(後述)」で行いましょう。

ブレス練習3.長いブレス練習

長ブレス練習

長めの拍の練習です。

ポイントは次の通り。

  • 伸ばしている間、息の強さを一定に保つ
  • 瞬間的にブレスを取る(吸う)

長く伸ばすと後ろの方が弱くなって(減衰して)しまいそうですが、そうならないようにブレスの量を調整しましょう。

拍を伸ばし切った時点ですべて吐き切っている状態がベスト。

そこで脱力できていれば瞬間的にブレスを取ることができます。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
先ほどと同じく「s」や「z(後述)」で行いましょう。

声に繋げることを意識した練習法【3つ】

ブレス練習の目的は良い声に繋げることです。

「息→声への変換」を意識した練習法を3つ紹介します。

  1. zの子音で歌う
  2. vの子音で歌う
  3. リップロール・タングトリル

声に繋げる練習1.zの子音で歌う

息を吐くときはsをよく使いますが、それを有声にしたものが「z」の子音です。

「ズゥー」ですね。

声に繋げる練習2.vの子音で歌う

「v」の子音で強く音を出して歌います。「ヴー」です。

かなりお腹を意識できる方です。

声に繋げる練習3.リップロール・タングトリル

リップロール・タングトリルも有効な方法です。

メリットは次の通り。

  • 唇・舌の脱力
  • 喉の脱力
  • 息を送る練習

このように、脱力とブレス練習を同時にできるお得な方法となっています。

リップロールついてはこちらの記事(【譜面あり】リップロールとは? やり方・コツを解説|脱力に効果抜群)で詳しく解説しています。

まとめ:吐き切る、自然に入るの流れを忘れずに

吐き切ったときに脱力できていれば息が自然と体の中に入ってきます。

この感覚を身につけることが呼吸法・合唱上達への早道です。

日々練習していきましょう!

その他の練習法についてはこちらの記事(【まとめ】合唱の練習方法|流れと内容を解説【初心者でも安心】)にてまとめています。ぜひご覧ください。

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