レベルアップのための合唱研究室

【感想】第89回 関西学院グリークラブリサイタル|素晴らしかったです

第89回 関西学院グリークラブリサイタル
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、えすた(@esuta_chorus)です。

関西学院大学グリークラブさんのリサイタルYoutube配信にて聞きました。

演奏会概要
  • 第89回 関西学院グリークラブリサイタル
  • 2021年2月13日(土)
  • 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール

一言で言えば素晴らしかったです!

感想をシェアしたいと思います。

どうぞご覧ください。

エール『A Song for Kwansei』

エール『A Song for Kwansei』から演奏会がスタートです。

学生団体ならではの始まり方で、わくわくしますね。

トップテナーの音色が軽やかで、伸びがあっていいですね。

ベースも安定感があって素晴らしい。

内声もソフトで気持ちよくハモりますね。

要するに全部良いですね!

ハーモニーがホール全体を包んでいたのが、動画を通してでも感じられました。

エールの後、部長さんより挨拶がありました。

こういった情勢の下、伝統あるグリークラブながらというか、だからこそというか、様々な苦労があったでしょう。

それでもなんとか演奏会ができるという、喜び・感謝の気持ちが伝わる良いあいさつでした。

1st STAGE 無伴奏男声合唱のための《カウボーイ・ポップ》

1st STAGEは無伴奏男声合唱のための《カウボーイ・ポップ》です。

1st STAGE 概要
  • 指揮:東 颯介(121代学生指揮者)
  • 作詩:寺山 修司
  • 作曲:信長 貴富

寺山修司の詩と信長貴富さんのジャジーなサウンドがマッチした作品。

男声合唱ならではのサウンドが聞けると思います。

楽しみです。

1.『カウボーイポップ』

安定感が素晴らしいですね。

グッと引き込まれるオープニングになっていたと思います。

丁寧に仕上がってますが、ちょっと大人しかったでしょうか?

2.『人さし指秘抄』

ハミングの鳴り、ハーモニーがミステリアスな雰囲気を醸し出してます。

男声合唱ならではの気持ちよく感じられました。

3.『猫はねむる 火のそばで』

6拍子の揺れ感がもう少しあると良かったかもしれないです。ちょっと固かったかも?

パートソロの丁寧な歌い回しはさすがです。

演奏会全体を通じてソロが良かったです!

4.『ある日』

ゆったりと移ろうハーモニーが楽しめました。

「この曲演奏してみたいな」

と、つい思いました。

5.『ヒスイ』

やっぱりこの曲が人気ですね。

演奏聞くとそういう雰囲気が伝わってきます。

一番声の感じ、響きのノリも良いですし、ハーモニーも一段と良くなりましたね。

良い曲です。男声合唱だとより寺山詩の切なさがよりにじみ出る感じがします。

ソロ良かったです。グッときました。

2nd STAGE Disney Showtime!!

2ステ、ディズーニーの曲を集めたステージですね。

2nd STAGE 概要
  • 指揮:広瀬 康夫(技術顧問)

アレンジに注目です。どんな仕掛けが施されているのか?

バーバーショップなど聞けるでしょうか?

1.『CIRCLE OF LIFE(arr.kohl Kitzmiller)』

ライオンキングの曲です。

ソロ上手くてびっくり!! 一気に世界観に引き込まれました。

ラストのハーモニーは圧巻でしたね!

2.『CAN YOU FEEL THE LOVE TONIGHT(arr.June Dale)』

引き続き「ライオンキング」より。

1曲目と対照的にしっとりと。

どんな場面での曲だったか忘れてしまったんですが、ウルっときました。

3.『ALADDIN MEDLEY(arr.Aaron Dale)』

続いては「アラジン」より。

怪しげな雰囲気が良く出ていて楽しめました。

歌っている方がすごくノリノリで楽しそうでしたね。

最近の曲じゃなくて、ちょっと昔のディズニー映画から、というのがなんか良いです。

4.『GO THE DISTANCE』

「ヘラクレス」より。映画は見たことないですが、この曲は知ってます。

ラストのタグ的な部分が見事でした!

インターミッション

Youtubeでは過去の演奏会より《アイヌのウポポ》が流れていました。

いいですねウポポ。

3rd STAGE 合唱による風土記《阿波》

男声合唱作品の名曲《阿波》です。

3rd STAGE 概要
  • 指揮:広瀬 康夫(技術顧問)
  • 作曲:三木 稔

1.『たいしめ(鯛締)』

一聴して

「うま!」

って感じでした。

ソロもそうですし、4度、5度を中心としたハーモニーもバッチリです。

民謡でありながら時に雅やかに、華やかに。

曲の魅力が発揮されていたと思います。

『たいしめ』好きです。

2.『麦打ち』

全く力みが無く、それゆえのハーモニーの美しさですね。

素朴に描かれる情景からは懐かしさも感じられました。

3.『もちつき(餅搗)』

軽快にリズミカルに曲は進みますが、不意打ちのようにフッとハモる感じが良かったです。

4.『水取り』

やっぱり安定感が凄いです。

暗く、重厚なハーモニーは聞きごたえ抜群でした。

5.『たたら(踏鞴)』

メンバーが集まって練習できることはかなり少なかったと思います。

しかしながらこのクオリティを維持されているのは素晴らしいの一言ですね。

圧巻でした。

アンコール

アンコールの曲目は以下の通りでした。

  • 『You Can Fly!』
  • 『糸』
  • 『U BOY!』
3曲もあってお得感がすごい。

ステージコール

ロビーコールに変わり、ステージにてステージコールでした。

  • サンセレ(Sound Celebration)
  • ライチャリ(Ride the Chariot)
  • エンヤー(斎太郎節)
  • 空の翼(関西学院大学校歌)
緊張感がとけて、それゆえの本ステージとはまた違う雰囲気が楽しめました。

まとめ:【感想】第89回 関西学院グリークラブリサイタル

良かったです!

ホール全体が響きに包まれているような感覚が、動画を通しても伝わってきました。

素晴らしいリサイタルだったと思います。

トップページへ