楽譜の読み方

【B.F./B.O.】合唱のハミングの表記と種類【読み方・歌い方を解説】

ハミングの種類と表記
男の子
男の子
合唱の楽譜を見ていたらB.F.とかB.O.とかが出てきました。これってどうやって歌えばよいですか?

こんな疑問に答えます。

合唱のハミングには独特の表記方法が多いです。

この記事ではそれらをどうやって歌えばよいのか解説します。

楽譜を読んでいて戸惑うことが無くなると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

合唱のハミングの表記と種類【読み方・歌い方を解説】

次の2タイプに分けて解説します。

  1. 唇を閉じて歌うもの
  2. 唇を閉じずに歌うもの

唇を閉じる・開けるはささいなことのようですが、サウンドは大きく違います。

1.唇を閉じて歌うもの

大まかには次の3種類がよく見られます。

これらはすべて口を閉じたハミング(通常のハミング)で歌われます。

  • m
  • hum.
  • B.F.

B.F.はフランス語の「bouche fermée(ブシュ フェルメ)」の略で口を閉じたハミングのことです。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
B.F.は三善晃作品でよく登場しますね。
ハミングの歌い方に関してはこちらの記事(【3ステップで上達】ハミングの歌い方とコツ【響きのポイントを意識】)をご参照ください。

2.唇を閉じずに歌うもの

よく見られるのは次の表記です。

  • n
  • B.O.
  • Um

これらは少しずつ歌い方が違ってきますので個別に解説します。

n

日本語の「ん」と同じ発音です。

舌の先を上の前歯の裏につけ、唇は閉じずに発音します。

響きは鼻に集めます。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
木下牧子でよく見かけます。

B.O.

「B.O.」はbouche ouverte(ブシュ ウヴェルト)はフランス語。

口を開けてという意味になりますが、実際に歌うときはハミングの状態から唇を開いて発音します。

唇の形は「ア~オ」の母音にし、響きを鼻に集めるようなイメージです。

ハミング的な柔らかさと開いた母音の輪郭を合わせ持つ響きとなります。

えすた@指揮者
えすた@指揮者
「口を開けたハミング」「オープンハミング」とよく呼ばれます。

Um

鈴木憲夫さんの作品でよく登場する表記です。(例:『決意』)

諸説あるのですが、以前「Uの口の形で鼻に響かせる」的な記述を見たことがある気がします。

つまりB.O.をウ母音で歌うということです。

ただし実際のところは見た目通り「ウmー」と発音する演奏も多いです。

この場合、母音によるアクセント→ハミングの響きのような効果が得られます。

まとめ:唇を閉じるか開けるかは重要です

内容をまとめます。

[唇を閉じて発音する]=普通のハミング

  • m
  • hum.
  • B.F.

[唇を閉じずに発音する]

  • n…「ん」の音
  • B.O.…口を開けたハミング(ア~オ)
  • Um…口を開けたハミング(ウ)

作曲家はこれらの響きの違いを明確に区別し、意図を持って楽譜に表記しています。

これを勝手に変えて、例えばmと書いてあるのに口を開けて発音するのは歌詩や音を変えて演奏するのと同じことなので、やらないようにしましょう。

楽譜のことで分からないことがあったらしっかり調べるのが重要です。

楽譜の読み方に関しては【詳説】楽譜の読み方完全ガイド【初心者~上級者まで必見】でまとめていますので、あわせてご覧ください。

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また、歌い方のコツをこちらの記事(【合唱初心者必見】歌い方・発声のコツを総まとめ【上達スピード向上】)でまとめています。

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