こんな疑問に答えます。
結論として、高い声が出ない原因は3つ考えられます。
- 歌いすぎで疲れている
- 体に余計な力が入っている
- 裏声を出すための筋肉が弱い
特に「3. 裏声を出すための筋肉が弱い」という人は多いです。
これが原因で歌が上手くならない負のスパイラルに陥っている可能性があります。
「ではどうすればいいの?」となると思うので、この記事では具体的な対処方法まで掘り下げて解説します。
高い声が出せるようになると、歌える曲のレパートリーも増えますし、ピッチも安定します。
※ただし、原因や1番有効な対処法は人によって様々です。より本格的なトレーニングはボイトレも検討していただけると幸いです。
もくじ
【3つの原因】なぜ高い声が出ないのか?|理由と対処法を解説
最初に書いたとおり、高い声が出ない原因としては次の3つが考えられます。
- 歌いすぎで疲れている
- 体に余計な力が入っている
- 裏声を出すための筋肉が弱い
順番に解説します。
原因1. 歌いすぎで疲れている
歌いすぎで疲れている場合は高い声が出なくなります。
歌を歌うというのは意外と体力を使います。
高い声が出にくいのに無理に出そうとしていると、より体や喉に負担が掛かりやすくなります。
私自身も調子に乗って音域の高い曲を歌いまくっていたら全然声が出なくなってしまった経験があります。
無理をすると喉を傷めたりする恐れもあって危険です。
傷めると練習もできないしすごくストレスになりますし、なかなか調子も戻ってこないです。
とにかくこういうときはとにかく無理は禁物です。
喉と体が疲れているときの対処法
対処法ですが、休みましょう。これが1番です。
次の方法を試してみてください。
- とにかく寝る
- 刺激物はやめる(辛いもの、コーヒー)
- 乾燥させない(エアコン注意!)
- なるべく声は出さない(辛いけど我慢です)
- 飴をなめる
原因2. 体に余計な力が入っている
高い声を出そうと気合を入れると、体や喉に力が入ってしまうことがあります。
これは歌声にとっては逆効果。全身リラックスが発声の基本です。
部位ごとに力が入っていないかをチェックしてみましょう。
- 喉
- 顎
- 舌
歌っている最中や歌った後にこれらの部位が固くなっていたり、だるくなってしまうのは力が入っている証拠です。
力が入っていると高音の伸びが悪くなりまし、喉を傷める原因になりますので注意しましょう。
体に力が入ってしまっているときの対処法
体をリラックスさせ、余分な力を抜くためにはウォーミングアップをしっかりとすることが重要です。
- 全身 → ラジオ体操など
- 顔面(唇など) → リップロールなど
- 喉 → あくび練習
これらの部位に分けてウォーミングアップすると脱力できます。また体が冷えていると力が入りやすいです。
原因3. 裏声を出すための筋肉が弱い
実は歌うための筋肉というのが存在しています。
腹筋ではありません。輪状甲状筋(りんじょうこうじょうきん)と言いって喉にある筋肉です。
高い声が出にくい人はこの筋肉が弱いことが多いです。
この筋肉は高い声で歌うことでだんだんと鍛えられます。
逆に、高い声が出ない人・歌に苦手意識がある人はこの筋肉が弱いことが多いです。
高い声が出せない
↓
自信がなくなる
↓
あまり歌わない
↓
輪状甲状筋が鍛えられない
↓
いつまでも高い声が出せない
…という負のスパイラルに陥ってしまいます。
ですが逆に言えば、この筋肉を鍛えられると
これまでより高い声が出せる
↓
自信をもって歌える
↓
より筋肉が鍛えられる
↓
さらに歌の上達
という正のスパイラルに入ることができます
輪状甲状筋を鍛えるのが上達への近道です。
歌う筋肉を鍛える方法
歌う筋肉を鍛える方法はシンプル。
裏声を練習することです。
裏声というのは輪状甲状筋をハードに使うんですね。
裏声の練習は歌う筋肉の筋トレと言っても良いと思います。
しかし高い声が出せない人の中には「そもそも裏声の出し方が分からないよ…」という方もいると思います。
ネタバレしてしまうと、こちらの本とCDで練習するのが手っ取り早い方法です。
私の場合、ほぼこれを使った練習だけで音域が広がりましたし、歌も上達したので優秀な教材だと思います。
上記の本が手に入らない場合はこちらをどうぞ。同じ著者(弓場徹さん)の本になります。コンセプトは同じですね。
「1人で練習するのは自信がないな…」という方はボイトレを活用するのもおすすめです。
https://esutawachorus.com/osusume-voice-training/
まとめ:高い声が出せないときは3つのポイントを確認しよう
まとめです。
高い声が出せない、歌えないときには次のポイントを確認してみましょう。
- 歌いすぎで疲れている
- 体に余計な力が入っている
- 裏声を出すための筋肉が弱い
特に歌に苦手意識がある人は「歌うのに必要な筋肉が弱いこと」が理由かもしれません。
そういった方はまずは裏声から練習してみましょう。
歌唱力の向上に繋がるはずです。
※最初にも言ったとおり、1番有効な練習方法は人によって異なります。そのあたりを最適化したい場合はぜひボイトレを活用してみてください。