こんな疑問に答えます。
合唱をやってると、大きな声が出せなくて悩むことが良くありますよね。
そんな方に向けて、この記事では大きな声が出せない原因と対策を解説します。
指揮者として合唱団の練習を仕切る中で、実際に効果があった練習方法ですのでぜひ取り入れてみてください。
大きな声で歌うコツをつかめると、次ようなメリットがあります。
- 歌うのが楽しくなる
- ダイナミクス(強弱)の表現の幅が広がる
- 自信がつく
- 楽に歌える
速攻で効果を出したい人はボイトレを受けるのもおすすめです。
もくじ
大きな声が出せない原因【息モレ】
大きな声で歌えない原因の多くは息モレであることが多いです。
声のおおもとは息です。「息→声の変換」がうまくいっていない状態が息モレです。
息モレしていると次のようなことが起こります。
- 大きな声が出ない(響かない・薄い)
- すぐに息切れして長いフレーズが歌えない
- 音量コントロールができない
これらの症状がある場合には息モレしている状態かもしれません。
逆に言うと、息モレを改善すれば大きな声が出せるようになります。
大きな声で歌うコツ【表声の割合を増やす】
息モレを改善して大きな声で歌うコツは「表声のブレンド割合を増やすこと」です。
良い歌声というのは「表声+裏声」がほどよくブレンドされたものです。
- 表声(おもてごえ)…普段の話し声。息モレ少
- 裏声(うらごえ)…高い声を出すときの声。息モレ多
大きな声が出ない人は息モレしていることが多いと先ほど説明しました。
つまり歌声に表声を混ぜてやり、割合を増やせばOKということになります。
表声のイメージをつかむ練習法【ガ行で歌う】
表声をブレンドすると言われてもやり方・イメージが分からないと思います。
そこで役に立つ方法が「ガ行」で歌うこと。「ガギグゲゴ」ですね。
gの子音は歌う瞬間に自然と声門が閉じるので、息モレのない表声を出すイメージがつかめます。
こちらの動画の練習でもガ行が使われています。(※0:50あたりからご覧ください。)
この練習を実際に合唱団でやってみたところ効果てきめんで、以下のような効果がすぐに現れました。
- 声量アップ
- 音色が明るくなる
- 力強い響き
先に述べたように「良い歌声=表声+裏声」です。これがいわゆるミックスボイスです。
表声のイメージがつかめたら、そのブレンド割合を変えることで柔軟に歌いこなせるようになります。
声量アップを目指すときの2つの注意点
声量アップを目指して練習するときには次の2つ点に注意しましょう。
- 無理しない
- 聴くことを忘れない
無理をして大きな声を出そうとすると喉を傷めてしまいます。これは絶対に避けましょう。
また、合唱としてまとまった人数で歌うときには「聴くこと」も重要です。
一人ひとりが大きな声を出せるようになっても、声が合っていなければお互いに打ち消しあってしまうからです。
まとめ:原因は息モレ。ガ行の発声練習を活用しよう
大きな声が出せないな、というときは息モレをしていないかどうか確認してみてください。
息モレがある場合、ガ行の練習を取り入れると改善します。
今回紹介した練習は非常に有効なので、普段から取り入れてやることをおすすめします。
喉を傷めないように注意しながら、少しずつ上達していきましょう!
その他の練習方法についてはこちらの記事(【まとめ】合唱の練習方法|流れと内容を解説【初心者でも安心】)にてまとめています。是非ご覧ください
歌い方全般のコツをはこちらの記事(【合唱初心者必見】歌い方・発声のコツを総まとめ【上達スピード向上】)でまとめてますので合わせてご利用ください。